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サーフィン上達を加速させる正しいビデオ撮影の方法

皆さんこんにちは、プロサーファーのクロケンです。

今回は、サーフィン上達のための「正しいビデオの撮り方」についてお話しします。

「ビデオの撮り方に正しいも何もないでしょ。ただ撮ればいいだけじゃないの?」と思う方もいるかもしれません。ですが、実はここに大きな差が出ます。撮り方を少し工夫するだけで、上達スピードはかなり変わります。

僕は昔から、自分のサーフィンを撮ってもらい、それを上手い人のライディングと比較しながら分析してきました。どこが違うのか、なぜ自分はその動きができないのか、海に入るたびに確認して、試して、修正する。その積み重ねで上達してきたと思っています。

上達する撮影方法の手順

結論から言うと、自分のライディングだけでなく、
自分より上手い人のサーフィンも一緒に撮ってもらうことです。
これが本当に大事です。

なぜこれが重要なのかというと、自分の映像だけ見ても、良いのか悪いのか判断しにくいことがあるからです。たとえば、テイクオフで刺さってしまう、アップスでスピードがつかない、ボトムターンしたあとに止まってしまう。こういった悩みがあるとします。

そのとき、自分の映像だけを見ても「なんとなくダメだな」というのは分かります。でも、「この波で本来どこまでできるのか」は分かりません。波が悪かったのか、自分の技術が足りないのか、そこが曖昧になってしまうんです。

そこで役に立つのが、
同じポイントで同じ波に乗っている上手い人の映像です。

世界トップレベルのサーフィンを見るのももちろん勉強になります。五十嵐カノアやケリー・スレーターの映像を見て学べることは多いです。ただ、上達のためにもっと現実的で分かりやすい教材になるのは、同じポイントで入っている上級者のサーフィンです。

なぜなら、同じ場所で、同じ波質で、同じサイズの波に乗っているからです。条件が同じなので、比較がしやすいんです。

日本のパワーが弱めの腰腹サイズの波で、自分はアップスが続かず失速してしまう。でも上手い人は同じ波でしっかりスピードをつけて、カービングやアクションまでつなげている。そういう映像を並べて見ると、言い訳できなくなります。

「波が悪いからできない」のではなく、「自分のどこかに改善点がある」とはっきり分かるわけです。

大会の時は他の選手のライディングも撮影するべき

僕も15歳の頃、試合の映像を父に撮ってもらっていました。そのとき父は、僕だけを撮っていたわけではありません。僕より上手い選手や、明らかに参考になるライバルのライディングも一緒に撮ってくれていました。

試合後、その映像を見返すと差は一目瞭然でした。

同じような波に乗っているのに、上手い選手はテイクオフからすでにスピードがある。僕はボトムターンまでは入っても、その先で止まってしまう。技が続かない。対して上手い選手は、スピードを保ったままカービングやカットバックまでつなげている。

この差を映像で見せられると、本当に分かりやすいんです。感覚ではなく、現実として自分の課題が見えてくるからです。

自分では「そこまで悪くないんじゃないか」と思っていても、比較すると全然違う。逆に言えば、比較するからこそ改善ポイントが明確になります。

そして、ここからがさらに大事な内容です。

分析&検証する

映像は見て終わりでは意味がありません。見たあと、すぐに練習で試すことが重要です。

たとえば、「お前はスピードが足りない」「最初にボトムへ降りすぎている」といった課題が見えたなら、次の練習ではそこだけを意識する。全部を一気に直そうとする必要はありません。テーマは一つで十分です。

たとえば、

☑ テイクオフ後にすぐボトムへ降りない
☑ 最初の一手で必ずアップスを入れる

このように、修正点を一つに絞って海に入る。すると、変化が出やすくなります。

実際、僕も映像を見たあとにすぐ練習して、「あ、今のは少し良くなったな」という感覚を繰り返し積み上げてきました。分析して、修正して、また確認する。この流れをどれだけ早く回せるかが、サーフィン上達の近道だと思います。

サーフィンの比較・分析方法

特に初心者〜中級者の方は、映像を見て比較するときに次のポイントを意識するとかなり分かりやすくなります。

例えばですが、

☑ ボトムターンしてる時の手の動きはどう違うか?
☑テイクオフで立ち上がる瞬間の目線はどう違うか?
☑アップスしてる時の滑るラインはどう違うか?
☑カットバックしてる時の目線はどう違うか?
☑オフザリップで当てた時の手の向きはどう違うか?

このように上手い人と自分を比較してみましょう。
そして、「この部分の違いを直したらどのように変わるだろうか?」と分析する事。
論理的に考え習得できた時ほど楽しい事はありません。

カメラマンがいないなら置き撮りもアリ

最近は三脚を使って置き撮りしている方も多いと思います。それ自体はすごく良い方法です。ただ、その場合でも自分だけを撮って終わりにしないでください。できれば同じポイントにいる上手い人のライディングも撮っておく。これだけで、動画撮影の価値は一気に上がります。

しかも、同じ波で成立している動きなので、真似しやすい。これはプロの映像を見るのとはまた違う強みがあります。もちろんトッププロの映像は大いに参考になりますが、「今の自分が入っている波で、何ができるのか」を知るには、同じポイントの上手い人の映像が一番リアルです。

もし今、自分のサーフィンだけを撮っていて、「いまいち改善ポイントが分からない」「何を直せばいいのか曖昧」という人がいたら、次はぜひ上手い人も一緒に撮ってみてください。

それだけで、分析の精度はかなり上がります。

まとめ

サーフィン上達のための正しいビデオ撮影とは、単に自分のライディングを記録することではありません。自分と、自分より上手い人を、同じポイントで、同じ条件の中で撮ることです。

そうすることで、自分に何が足りないのかがはっきり見えてきます。波のせいにせず、自分の課題として受け止められるようになります。そして、次の練習で何を意識すればいいのかも明確になります。

この流れができると、本当に上達は早くなります。

僕自身、昔からこのやり方で分析して、修正して、また試してきました。その積み重ねが今につながっています。だからこそ、自信を持っておすすめできます。

ビデオを撮ってもらうなら、自分だけで終わらせない。自分より上手い人も一緒に撮る。これが、サーフィン上達を加速させる大きなコツです。

ぜひ次の練習から試してみてください。

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