皆さんこんにちは。プロサーファーのクロケンです。今回はいつものHow toとは少し変わった企画として、「サーフィンはダイエットになるのか?」を実際に体重を測りながら検証してみました。サーフィンは全身を使うスポーツなので痩せそうなイメージはありますが、実際に1ラウンドでどれくらい体重が変化するのかを測ったことがある方は意外と少ないのではないでしょうか。そこで今回は、海に入る前と海から上がった後で体重を比較し、2時間のサーフィンでどれくらい変化が出るのかを見ていきました。
今回のスタート体重は79.6kg。身長180cmの僕としては、理想は73kgから74kgくらいまで落としたいところですが、なかなか簡単にはいきません。冬場はどうしてもサーフィンの回数が減りやすく、寒さやコンディション不良も重なって、運動量が落ちやすい時期でもあります。
そこで今回は、ただ漠然と海に入るのではなく、1ラウンドでどれだけ体重が減るのかをしっかり検証することにしました。目標は2kg減。1ラウンドで乗る本数の目安は40本として、サーフィン後にどれだけ体重が落ちるのかを実測してみる流れです。
今回の検証ルール
検証方法はシンプルです。実家で体重を測り、その後すぐ海へ向かいます。海までは車で約10分強。計測後は出来るだけ短いインターバルで海に入り、上がったあともできるだけ早く帰宅して再度体重を測定します。
もちろん、サーフィン中の体重変化は波に乗った本数だけで決まるわけではありません。実際には、パドリング量、ドルフィンスルーの回数、流れの強さ、気温や水温など、さまざまな要素が影響します。ただ、今回はホームポイントでの実践ということで、極端なカレントも少なく、比較的「波に乗る本数」が結果に反映されやすい条件だと考えました。
この日の波と作戦
ポイントに到着すると、波はサイズこそあるものの、かなりクセのあるコンディションでした。流れと波が重なっていて、セットが入るとクローズアウト気味。決して良い波とは言えませんでしたが、そのぶん本数を狙うには悪くない状況でもありました。
今回の作戦は、アウトでじっくり待つのではなく、インサイド寄りで本数を重ねることです。理想は2時間で40本。単純計算すると1時間で20本、3分に1本のペースです。かなりハードな目標ではありますが、ダイエット検証としては分かりやすい数字なので、このラインを目標に設定しました。

実際に2時間サーフィンしてみた結果
実際に海に入ってみると、思った以上にハードでした。流れもあり、波もコンスタントに良いわけではなく、途中でまとまって乗れない時間帯もありました。ゲッティングアウトの途中で良い波を拾えた場面もありましたが、全体としては「楽に本数を稼げるコンディション」ではなかったです。
それでも2時間で乗れた本数はおよそ30本。40本には届かなかったものの、2時間動き続けた疲労感はかなりのものでした。パドリング量も多く、ドルフィンスルーもそれなりにこなし、想像以上に運動量の高いラウンドになりました。

体重測定の結果は79.6kgから77.6kg
そして帰宅後、再び体重を測定した結果、体重は77.6kgでした。スタート時は79.6kgだったので、2.0kg減という結果です。目標にしていた2kg減をちょうど達成できた形になりました。

この数字だけを見ると、かなり大きく減った印象があります。実際、2時間のサーフィンで2kg体重が落ちるというのは、数字としてはかなりインパクトがあります。ただし、この変化は単純に脂肪が2kg減ったという意味ではなく、発汗や呼吸、水分変動も大きく含まれていると考えるのが自然です。
それでも、少なくとも「2時間しっかり動いたサーフィンは体重変化としてかなり大きい」ということは、今回の検証でかなりはっきり見えました。
波1本あたりの体重変化を計算するとどうなるか
今回は2時間で約30本乗り、体重は2,000g減りました。単純計算すると、
2,000g ÷ 30本 = 約66.7g
という数字になります。つまり、今回の条件では波1本あたり約66gの体重変化があった計算です。
もちろん、これは「波に1本乗るたびに66gずつ脂肪が減る」という意味ではありません。実際は、波待ち、パドリング、ドルフィン、ゲッティングアウトなども含めた2時間全体の運動量による変化です。ただ、企画として考えると、かなり面白い目安にはなったと思います。
40本を目標にしていたが届かなかった理由
今回、本当は40本を目指していました。しかし結果は約30本。届かなかった理由は、やはり波質と流れの影響が大きかったです。
セットが入ると一気にスープになってしまい、狙いづらい時間がありました。さらに途中で7分から10分ほど、波待ち気味になってしまったタイミングが3回ほどあり、そこでも本数を伸ばしきれませんでした。もしこのロスが少なければ、40本も十分見えていたと思います。
とはいえ、逆に言えば、このコンディションで30本乗れたのは悪くない結果でもあります。2時間しっかりやり切った感覚もあり、運動量としてはかなり高かったです。
年齢とともに感じる体力の変化
ダイエット企画とは少々関係ない話になりますが、今回の検証で改めて感じたのは体力の変化です。昔は2時間で40本、50本乗ることも普通にありましたし、それを1日に2ラウンド、3ラウンドやることもありました。今振り返ると、かなりの運動量です。
※現在私の年齢は37歳です。
今回は20本を超えたあたりで、正直かなりきつさを感じました。もちろん波のコンディションもありましたが、それでも「以前より体力が落ちている」という実感はありました。ただ、ここで年齢のせいにして終わると、本当に衰えていくだけです。だからこそ、気持ちは若い頃のままで、まだまだ2時間で40本、50本を目指す意識は持ち続けたいと思っています。
サーフィンは、やはりストイックに続けないと体力も感覚も落ちやすいスポーツです。逆に言えば、しっかり継続していれば年齢を重ねても十分楽しめるし、良いライディングもできます。
サーフィンはダイエットとしてアリなのか
今回の検証を通して感じた結論は、サーフィンはダイエットとしてかなり優秀ということです。もちろん「海に入るだけ」で痩せるわけではありません。しっかり動くこと、パドルすること、本数を乗ること、そういった中身が伴って初めて結果につながります。
ただ、2時間しっかりサーフィンして2kgの体重変化が出るというのは、運動量として見てもかなり大きいです。特にホームポイントで本数を意識して動き続けるようなサーフィンは、かなりのトレーニングになります。楽しみながら全身運動ができるという意味では、サーフィンは非常に魅力的なダイエット手段だと思います。
まとめ
今回の検証では、スタート時79.6kgだった体重が、2時間のサーフィン後には77.6kgとなり、2.0kg減という結果になりました。乗った本数は約30本。単純計算では、波1本あたり約66gの体重変化があったことになります。
もちろん、この数字には水分変動も大きく含まれています。ただ、それを含めても、2時間しっかり動いたサーフィンがかなり高い運動量を持っていることは間違いありません。ダイエット目的で考えても、サーフィンはかなり面白い選択肢になると感じました。
今後もこういった検証企画は、タイミングを見てまたやっていきたいと思います。サーフィンは本当に奥が深いですし、こういう切り口で見るとまた違った面白さがあります。サーフィンで痩せたい方、運動量を知りたい方は、ぜひ今回の内容を参考にしてみてください。
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