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オフザリップが上達しない人へ|1つの技に絞る「縛りサーフィン」練習法

オフザリップを練習しているのに、なかなか上達しない。そんな悩みを持っているサーファーは多いと思います。特に中級者の方ほど、波に合わせて無意識にカービングやカットバックへ逃げてしまい、本当に練習したい技の回数が増えないことがあります。

実際、僕自身も厚い波の日は、どうしてもカービングやカットバックのようなメローな動きに流れやすくなります。もちろんそれ自体が悪いわけではありません。ただ、課題がオフザリップなら、そこに正面から向き合う時間を意図的に作らないと、技の習得スピードは上がりません。

そこでおすすめしたいのが、**1つの技だけに絞って行う「縛りサーフィン」**です。今回は、オフザリップをテーマに、この練習法がなぜ効果的なのか、どうやって取り入れればいいのかを解説します。

オフザリップ上達に必要なのは「回数」と「覚悟」

オフザリップはタイミング、ボトムターンの角度、スピード、踏み込み、上半身の使い方など、複数の要素が噛み合わないと決まりません。

そのため、たまに1本だけ狙うよりも、1ラウンドの中で何本も意識的に出し続けることが非常に重要です。

多くの人は、良いセクションが来たときだけオフザリップを狙います。ですが、それでは練習する回数、本数が足りません。少しでも厚い、少しでも難しい、少しでもやりにくいセクションになると、すぐに別の技へ切り替えてしまうからです。

ここで必要なのは、「今日はオフザリップ以外やらない」と決める覚悟です。走りたくなる波でも、カービングしたくなる波でも、とにかくオフザリップに持っていく。この意識が、技の習得を一気に前へ進めてくれます。

縛りサーフィンとは何か?

縛りサーフィンとは、1回の練習でテーマを1つに絞り、それ以外の動きを極力やらないようにする練習法です。

たとえば今回のテーマがオフザリップなら、

☑ カービング禁止
☑ カットバック禁止
☑ フローター禁止
☑ エアー禁止

こういうルールで入ります。

この方法の良いところは、どんなセクションでも課題の技を出そうとするため、技の応用力が一気に高まることです。きれいな波だけでしかできない技は実戦で武器になりにくいです。厚い波、スープ気味の波、オンショアで形が崩れた波、そういった条件でも狙い続けることで、本当に使える技に変わっていきます。

厚い波でもオフザリップを練習する意味

オフザリップというと、立ったきれいな波じゃないと練習できないと思う方もいるかもしれません。しかし、実際には厚い波でも練習する価値は十分あります。

厚い波では、トップに合わせるためにボトムで少し待つ必要があります。あるいは、スープがかかった部分にタイミングを合わせて当て込むシチュエーションもでてきます。つまり、同じオフザリップでも、波質によって使い方が変わるわけです。

この経験は非常に重要です。なぜなら、サーフィンは毎回同じ波ではないからです。良い波だけで練習していると、少し条件が崩れたときに何もできなくなります。逆に、難しい波でも技を出す練習をしていれば、対応力がつきます。

縛りサーフィンで身につくのは技だけではない

この練習法の良さは、オフザリップそのものだけでなく、他のスキルまで鍛えられることです。

たとえば、オフザリップしかやらないと決めると、自然とボトムへの降り方や、ボトムターンの引っ張り方、トップへ上がるライン取りを細かく調整するようになります。中途半端に走るのではなく、「どうすればこのセクションで当てられるか」を考えるようになるからです。

つまり、縛りサーフィンはただの反復ではなく、波を見る力、ラインを作る力、タイミングを合わせる力まで同時に鍛えてくれる練習法だと言えます。

サーフィンにメリハリが出る

プロの世界でも、単調なサーフィンは評価されにくい傾向があります。どのセクションでも同じようなターンばかりしていると、どうしても印象が平坦になってしまいます。

そのため、どんなセクションでも色んな技が出せるスキルを持っていれば見ている人を魅了させるサーフィンが身につきます。

集中力は30分単位で考える

2時間ずっと同じテーマで集中し続けるのは現実的ではありません。実際、時間が経つと無意識にいつもの動きへ戻りやすくなります。オフザリップ縛りのつもりが、気づけばカービングやカットバックが増えてくることは普通にあります。

だからおすすめなのは、最初の30分だけ徹底して意識することです。

たとえば2時間入るなら、

☑ 最初の30分は課題練習
☑ 次の30分はフリーサーフィン
☑ その次の30分でもう一度課題練習

このように区切ると、集中の質が上がります。長時間ダラダラやるより、短時間でテーマを明確にした方が上達しやすいです。

オフザリップ以外にも応用できる

この縛りサーフィンは、オフザリップだけに限りません。

たとえば、

☑ テイクオフしたら必ずファーストボトムまでしっかり降りる
☑ 必ず2回アップスしてから技に入る
☑ カットバックしかやらない
☑ フローターだけを狙う

このように、自分の課題に合わせてルールを作れば、どんな技にも応用できます。

上達が早い人は、ただ長く海に入っている人ではありません。1本1本にテーマがあり、練習の意図がはっきりしている人です。だからこそ、漠然と入るのではなく、今日は何を増やしたいのかを決めて海に入ることが大切です。

まとめ

1つの技に絞る「縛りサーフィン」練習法は案外余計な事を意識しなくていいため、頭がクリアな状態で練習に取り組めます。

カービングやカットバックに逃げず、オフザリップだけをやると決める。すると、自然とボトムターン、ライン取り、タイミング調整まで鍛えられます。さらに、サーフィン全体にもメリハリが出てきます。

最近、同じようなサーフィンばかりになっている。課題の技がなかなか増えない。そんな方は、ぜひ一度この方法を試してみてください。

1ラウンド全部でなくても大丈夫です。まずは30分だけでも、1つの技に絞って海に入ってみてください。
その30分が、今までの何となく入っていた2時間より、ずっと濃い練習になるはずです。

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